【2025年】お中元はいつからいつまで?失敗しないマナーと定番商品10選を紹介

日ごろお世話になっている方へ感謝の気持ちを伝えるお中元。夏の贈り物の習慣として定着していますが、「いつからいつまで贈るのが正解?」「マナーがよくわからない」「何を贈れば喜ばれるの?」と悩む方も少なくないでしょう。

この記事では2025年のお中元時期から地域別の詳細なマナー、そして贈る相手を選ばない定番ギフトまでを徹底解説します。スマートにお中元を贈り、大切な人との良好な人間関係をさらに深めていきましょう。

一般的なお中元時期の目安は?

お中元は、地域によって贈る時期が異なります。地域ごとの慣習を理解し、相手に失礼のないタイミングで贈ることが重要です。

全国的なお中元の期間

一般的には7月初旬から8月15日頃までが目安です。多くの地域では7月15日頃までに贈るのが一般的とされています。

地域別!お中元を贈る期間目安
  • 関東地方7月初旬〜7月15日頃が一般的です。百貨店などでもこの期間を推奨していることが多いです。
  • 関西地方:関東より遅く、7月下旬(7月13日頃)〜8月15日頃が一般的です。旧盆の習慣があるため、この時期まで贈るのがマナーとされています。
  • 北海道・東北・信越地方:関東と同様に7月初旬〜7月15日頃が多い傾向にあります。一部地域では8月盆の習慣に合わせて8月上旬まで贈るケースもあります。
  • 東海・北陸地方:地域によって差があり、関東に近い7月初旬~15日頃の地域と、関西に近い7月下旬~8月15日頃の地域が混在しています。相手の地域の慣習を事前に確認すると安心です。
  • 中国・四国地方:関西と同様に7月下旬〜8月15日頃が一般的です。
  • 九州地方:関西と同様に7月下旬〜8月15日頃が一般的です。
  • 沖縄地方:他の地域と大きく異なり、旧暦の7月13日から15日(旧盆)に合わせて贈る習慣があります。毎年日付が変わるため、事前に確認が必要です。
「時期を逃した!」そんな時はどうする?

もしお中元の時期を過ぎてしまっても、慌てる必要はありません。時期に応じた別の形で感謝の気持ちを伝えられます。

  • 年内(8月15日まで)に間に合う場合:暑中御見舞」(7月中旬〜立秋・8月7日頃まで)として贈ります。立秋を過ぎたら「残暑御見舞」(立秋〜8月末頃まで)として贈ります。
  • 年明けになってしまう場合:残念ながらお中元としては贈れません。「お年賀」(元旦〜1月7日頃)や「寒中御見舞」(松の内明け・1月8日頃〜2月4日頃の立春まで)として贈るのがマナーです。

いずれの場合も、「のし(熨斗)」の表書きを変更することを忘れないでください。

これだけは押さえておきたい!3つのお中元マナー

お中元は、感謝の気持ちを形にする日本の美しい習慣です。相手に不快な思いをさせないよう、最低限のマナーは押さえておきましょう。

マナー1:適切な「のし(熨斗)」を選ぶ

お中元には、紅白の蝶結びの水引がかかった「のし」を選びます。蝶結びは「何度でも繰り返したいお祝い事」に使うため、お中元に適しています。

表書きは中央上部に「御中元」と書きます。時期を過ぎた場合は「暑中御見舞」「残暑御見舞」とします。

名入れは表書きの真下に、贈る側のフルネームを記載します。連名の場合は、右から目上の人、または五十音順に書きます。

品物に直接貼る「短冊のし」や、環境に配慮した「エコのし」なども一般的です。

マナー2:贈る相手と関係性に応じた金額の目安

お中元の金額は、贈る相手との関係性によって変わります。無理のない範囲で、感謝の気持ちが伝わる品を選びましょう。

  • 親戚・友人:3,000円〜5,000円
  • 上司・取引先:5,000円〜10,000円
  • 特にお世話になっている方:10,000円〜

毎年贈り続けるのが基本なので、予算を固定し、無理のない範囲で続けることが大切です。

一度高額なものを贈ると、翌年以降も同程度のものを期待される可能性があるため注意が必要です。

マナー3:贈る際の細やかな配慮と注意点

  • 相手の状況を確認:相手が喪中の場合、四十九日を過ぎていれば「御中元」として贈っても問題ありませんが、気になる場合は時期をずらして「暑中御見舞」や「残暑御見舞」として贈るとより丁寧です。
  • 贈ってはいけないもの:踏みつけることを連想させる履物や靴下、下着類などはタブーとされています。相手が目上の方の場合、現金や商品券は失礼にあたることもあります。
  • お礼状の送り方:お中元が届いたら、速やかにお礼状(または電話やメール)を送りましょう。届いてから3日以内が目安です。

外さない!定番のお中元商品10選

幅広い世代・家族構成に喜ばれる、定番で人気の高いお中元ギフトを10選ピックアップしました。「何を贈れば喜ばれるか分からない…」という方はぜひ参考にしてください。

1. スターバックスコーヒー オリガミ パーソナルドリップコーヒーギフトセット

オフィスや自宅で楽しめる、少し贅沢なコーヒーや紅茶もお中元に適しています。来客時にも重宝されるでしょう。(参考価格帯:1,000円~3,000円)

2. 地域限定の銘菓・銘品

その土地ならではの限定品や特産品をお中元として贈るのも一案。話題性があり、記憶に残ります。(参考価格帯:1,000円~3,000円)

3. 京都 鶴屋光信 木箱入り 羊羹(ようかん)春夏詰合せ

品のある贈り物として人気の和菓子詰め合わせ。京都 鶴屋光信の羊羹は、目上の方へのギフトにおすすめです。(参考価格帯:3,000円~5,000円)

4. 延素麺 揖保乃糸 特級品 大古

夏の食卓に欠かせないのど越しの良い素麺は、家族構成にかかわらずもらって嬉しいギフトのひとつ。有名産地のブランド品は特別感があります。(参考価格帯:3,000円~5,000円)

5. 飛騨高山ファクトリー すこやかドレッシングギフト

自分では買わないけれど、もらうと嬉しい贅沢な調味料セット。飛騨高山ファクトリーのドレッシングは素材を活かした味で、お子さんも食べられる味です。(参考価格帯:3,000円~5,000円)

6. ビール&チューハイ&ジュース・ノンアルコール飲料のシェア&飲み比べセット

家族や会社でシェアしやすい、ドリンクの飲み比べセット。アルコールが好きな方もダメな方も楽しめる内容です。(参考価格帯:5,000円~10,000円)

7. 松阪牛ハンバーグ&高級ハムセット

食卓を豊かにしてくれる、ちょっと贅沢な加工品。おつまみにもおかずにもなり、幅広い年代に人気です。(参考価格帯:5,000円~10,000円)

8. 【無添加タレの浜名湖うなぎ】特大蒲焼200g×2尾 約4人前 ギフト

食欲が落ちやすい夏の暑い時期、うなぎは健康を気遣う贈り物として最適。スタミナをつけてほしい相手に贈りましょう。(参考価格帯:5,000円~10,000円)

9. 銀座千疋屋 銀座プレミアムアイス & ソルベ

銀座千疋屋が厳選した素材を使用して作った冷菓の詰め合わせ。間違いない美味しさで人気です。(参考価格帯:5,000円~10,000円)

10. 新宿高野 レッドメロン&ピーチセット

旬のフルーツは季節感があり、見た目も華やかで特別感があります。新宿高野のフルーツセットは、その時期に最も美味しい産地を選んで発送してくれます。(参考価格帯:5,000円~10,000円)

スマートなお中元で、良好な人間関係を築こう

お中元は、日ごろの感謝を伝え相手との絆を深める大切な日本の文化です。この記事でご紹介したマナーやギフトアイデアを参考に、スマートにお中元を準備してみてください。

心を込めて選んだ贈り物が、あなたの感謝の気持ちを伝え、良好な人間関係をさらに豊かにするきっかけとなるはずです。

お土産コンシェルジュ|鎌上織愛

ライター・編集者として、これまで数千件以上の取材・記事制作を経験。旅と食をこよなく愛し、地域の特産品や贈り物文化をテーマに、作り手の想いや土地の個性を丁寧にすくい取り、“心に残る手みやげ”として全国に発信している。
執筆活動のかたわら、自身でも甘酒カフェやギフト商品の企画・販売を手がけ、地方の魅力発信と地域経済のつなぎ手としても活動中。農家や作り手とともに、「贈る人も、贈られる人も、幸せになれるギフト」を提案している。

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